レインウエアの撥水性を復活させるメンテナンス
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篠塚さんが着ているのは、使い始めてから3〜4年経ったレインウエア。撥水性を確かめるために水を浴びせた撥水の仕組みハードに使い込んだレインウエアを持参してもらった。トーナメントアングラーは釣りに行く回数がケタ違いに多く、雨が降るなかでの釣りも多く含まれる。当然ながらレインウエアを1シーズン使うと撥水性はかなり弱くなる。橋本さんと篠塚さんには、レインウエアのメンテナンス方法を教えてくれるのは、ダイワ・アパレルマーケティング部の平井雄一郎さん。ふたりのレインウエアに水をかけて撥水性の現状を見てもらった。インウ 僕エのアイがメ撥ー水ジしだなとくレなるのは、生地の表面から撥水剤がなくなったからだと思ってた。基本は そ表れ面ものあ細りかまいす毛が(、撥水基)が汚れたりつぶれたりすることが原因です。今まではどんなメンテナンスをしてきましたか?たり、 レ撥水イしンなウくエなアっがた汚とれきは、洗濯機で洗って乾かしてます。海釣りから帰ってきたときも、海水がついているので、洗濯機に放り込んでます。にある レのイはン細ウかエいア毛の(表撥面水基)なので、摩擦に弱いんですね。そういう意味で、洗濯機にかけて表面を擦りすぎてしまうのは、撥水基を傷める可能性があるのでオススメしません。レインウエアのメンテナンスは、手洗いがオススメです。手顔はやめて〜でゴシゴシ揉み洗いするのではなく、優しく押し洗いしてください。橋本平井橋本平井雨だぞ〜ハスの葉の表面が水を弾くのを見たことがあると思います。葉の表面を顕微鏡で見ると、細かい毛がびっしり生えてます。要は毛の上に水が乗っている状態のことを撥水と言います。レインウエアの撥水の構造も同じで、表面の繊維素材の上に、肉眼では見えない、撥水基という細かい毛のようなものが立っていて、水を弾きますレインウエアに汚れが付着したり、摩擦によって撥水基がつぶれたり倒れたりすると、水が表面の繊維素材に付着して、毛細管現象によってベタッと広がりやすくなります。これが撥水性が低下した状態です。正しいメンテナンスをすることで撥水性は復活します水が水滴にならず、撥水性はほぼなくなっていた。表面の毛(撥水基)に汚れがついているか、擦れてつぶれているか倒れている状態橋本「僕らは使い方がヘビーだから1年も使うと撥水が弱まるんよ。メンテナンスして、撥水力を復活させたいな〜」袖を見ると、生地の表面が水を弾かずに、じっとりまとわりついていた。撥水とは別に防水機能があるので水が内部に染み入ることはないが、レインウエア本来の性能ではない橋本さんのレインウエアは、かなり昔のモデル。当時1年間使い込んだあと、予備用としてボートに積んであったもの。汚れているという解説:平井雄一郎さん(ダイワ・アパレルマーケティング部)  水分子撥水基の分子表面の繊維素材表面の防水膜裏地肌面143撥水のメカニズム

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