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107パッケージに同梱されたストッパーを2個使って、固定して装着する。または、ストッパーを1個だけ使って、トレーラーフックがブラブラ可動する状態にすると、中層を引いているときに、下から食ってくるバスのフッキング率が上がる。トレーラーフックをつけても根掛かりがひどくならないためサイズは小さめの#1を使うことが多い。スクリューキーパーのサイズは、オフセットフックより1段階大きなサイズを使うのがスタンダード。たとえばオフセットフック#4/0が合っているワームには、スクリューキーパーの#5/0を装着すると、ハリ先の位置がほぼ同じになるノーシンカーフック:スクリューキーパー#4/0ルアー:ネコマッチョ4.5inハリ先を少しワームに隠すために、ワームに合わせてハリ先の向きをペンチで曲げて調整する。薄めのワームでハリ先が隠れるように設計してあるので、太いワーム、分厚いワームをセットするときに、ハリ先をペンチで外側に開く解説橋本卓哉解説橋本卓哉 スクリューキーパーは、太いワーム、扁平なブルーギル系ワームなど、フッキングしにくいワームのフッキング性能を高めるために作ったフック。ウエイトなしと、ウエイト付きがある。 使うワームは重いものが基本なので、ウエイトなしのフックを使って充分な飛距離を出せる。遠投してタダ巻きするとき、深いレンジを引くときは、ウエイト付きを使う。 このフックの特徴は、ワームの頭を固定する螺旋状のスクリューキーパーというパーツ。ワイヤーの先端をワームの中心に入れて、ワームを回転させて装着する。 バスがバイトしてアワせると、スクリューキーパーからワームの頭が外れることで、ハリ先側のワームもズレてフックが掛かりやすくなるよ。 螺旋状のパーツの開発では、さまざまな硬さと形状をテストして、ワームの頭をホールドしつつ、フッキング時にはワームが外れるバランスに設定した。フッキング重視の場合は、スクリューキーパーの螺旋部分を伸ばして使うとワームの頭が外れやすい。バルキーなフックで大きなワームに対応できるから、トーナメントでも重宝してるね。 スピナーベイト、バズベイト、チャター系につけるトレーラーフックだね。 基本的にスピナーベイトにはトレーラーフックをつけないで使っている。理由はトレーラーフックをつけることで、根掛かりのリスクが少しでも高まり、本来根掛かりしにくいスピナーベイトの長所を消すことがあるから。 ただし、季節限定でトレーラーフックが必要になる。産卵後(5月〜)のバスはやせて、ルアーを襲って反転する力がない。バイトが弱くなる時期だけ、トレーラーフックをつけたほうが、キャッチ率が上がるよ。スティーズワームフックSS・スクリューキーパー(SK)●扁平なブルーギル系ワームなどに適したスクリュータイプ。ホールド性とフッキンング性の高さを両立スティーズウエイテッドフックSS●ウエイトをフックの前側につけた。重心が前にあるほうが使いやすい。重さの使い分けは、浅い場所は1/16oz、琵琶湖でウイードの林を引くときは1/4ozを使うことが多い。ウエイトは樹脂タングステンで、エコタックルの認定を取得しているのでJBトーナメントでも使っているスティーズワームフックSS・トレーラー(TR)●ハリ先を内向きにも外向きにもしない、ストレートでオーソドックスな形状。フックが暴れないようにアイの形を楕円形にしてあるスクリューキーパー(SK)ウエイテッドフックトレーラー(TR)

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