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●アイからシャンクにかけてのクランク部分が鋭角に曲がっているので、ワームのホールド性が高い。逆にホールド性が低いとワームの頭がズレやすく、ズレると水の抵抗でフォール姿勢が崩れたり、引いたときにゴミを拾いやすくなる。鋭角に曲がるクランク部でそうしたトラブルを防いでいる●初期掛かりを重視したハリ先の角度。通常のオフセットフックよりもハリ先を若干外側に向けていることで、バスがワームを吸い込んだときに、小さな力でハリ先がワームから出て、口の中に初期掛かりする●若干太軸。テキサスリグなどでカバー撃ちに使うフックは、力強くアワせることが前提。ハリ先がバスの口の硬い部分に当たったときに、細軸だとたわみが生じやすいが、ワイドオフセットは軸が若干太めなので、充分な貫通性能をもっている●「サクサス」というフッ素系の表面処理ですべりやすくして貫通力を高めている。この記事で紹介するフックはすべて「サクサス」処理が施されている解説赤羽修弥ダイワ公式YouTubeチャンネルUltimate BASS連動企画! ワイドオフセット(WOS)はワームの釣りのメインとして使用頻度が高いフックです。オフセットフックは、根掛かりしにくいスナッグレス性能をもちながら、バスの口には掛ける機能が求められます。ワイドオフセット(WOS)はそうした相反する機能をバランスよく発揮できるよう設計しました。 おもな使い方は、このフックでテキサスリグを組んで、ピッチングでブッシュ、杭、植物帯などのカバーを撃つ釣りです。また、テキサスリグ、ノーシンカー、キャロライナリグをキャストして底をズル引きする釣りでも多用します。ワイドオフセット(WOS)(かわぐち・なおと)────────────────1970年群馬県出身、河口湖在住。独自の解釈と作法で編み出した技術を武器に、JBワールドシリーズ時代からトップカテゴリーで戦い続けている。2009年にJBTOP50高滝湖戦で記録した1万8275gという最重量記録はいまだに破られていない。競艇とオートレースと料理とスイーツを愛する多趣味なバスプロ霞ヶ浦水系のカバーを探る釣りでメインにしているのがワイドオフセット(WOS)────────────────1966年東京都出身、東京都在住。少年時代からバスフィッシングを始めて、学生時代の一時期をアメリカで学ぶ。26歳からW.B.S.プロトーナメントに参戦。2005年、2008年にW.B.S.年間1位。2008年、2009年、2010年にオールスタークラシック三連覇。霞ヶ浦水系を代表するトーナメントアングラーフック:ワイドオフセット(WOS)#2/0ルアー:スティーズクロー3.8inハリ先からカエシまでをワーム内に隠して装着するのが基本(あかばね・しゅうや)(はしもと・たくや)────────────────1973年、福岡県出身、東京都在住。2006年秋W.B.S.クラシック優勝。2007年秋Basserオールスタークラシック優勝(霞ヶ浦)。2009年、2010年、2年連続でW.B.S.年間1位獲得。2018年W.B.S.年間1位獲得。霞ヶ浦水系を代表するトーナメントアングラー104SESSION_7金澤一嘉=写真と文photographs & text by Kazuyoshi KanazawaトップトーナメントアングラーとDAIWA WORKSのこだわりが凝縮されたハイスペックフック。針種ごと、またその番手ごとにプロアングラーと共に形状を突き詰めた、 ワームがセットしやすく動きにくい、攻撃的なトーナメント仕様のフックだ。 表面処理はフッキング率の高さで定評のあるSaqSas仕様。この記事の内容は、ダイワの公式YouTubeチャンネル「Ultimate BASS(アルティメットバス)」でも公開される。動画をチェックして参考にしてほしい。ワイドオフセット(WOS)川口直人 / 赤羽修弥 / 橋本卓哉スティーズワームフックとは

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