バスカタログ
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50 ある者は、不意に直面したフィールドを逃さず1投を決めるべく、常にバッグに忍ばせるために。またある者は、コンパクトカーでの移動に支障を来さぬよう省スペースを配慮。さらにある者は、宅配便や航空機の利用時に高まった規制をクリアすべく適宜の活用。 近年ポータブル性の高いロッドの需要は右肩上がりの傾向にある。2ピースはもはや長い? より継数の多いモバイルロッドに、耳目は集められている。 バスロッド界は今なお1ピース至上主義が台頭していることは否めない事実。継数が多くなれば、本来の調子を期待できず、ポテンシャルは半減されると見なす風潮も未だに根強く残っているためだ。 しかし、現代バスロッドのテクノロジーはアングラーの想像以上に進化を遂げていることも忘れてはならない。かつては忌み嫌われた継数の多さがむしろ、性能を高める一助となっている場合も少なくないのだ。 エアエッジモバイルは、4ピース設計。それぞれのピースを同寸に仕上げ、2ピース化して持ち運ぶ際にも好バランス。ジョイント部は、細径の先端側を太径の手元側へと継ぎ合わせる並継仕様で、バスロッド本来の張りをキープ。もはやモバイルロッドはしなやかなトラウトロッド専用規格ではない。鋭いフッキングでターゲットの口元を難なく貫くことが可能だ。 全9モデルを揃え、もはやサブで控えるロッドではなく、メインロッドとして本格的に挑めるシリーズが完成したと言っていい。 一方、ブレイゾンモバイルは、斬新なテレスコピックと呼ぶ振出で設計。最先端のDAIWAロッドテクノロジーが6ピースの継ぎを存分な強度と張りを持つ1本に仕上げられている。 全5モデルは1ピース及び2ピースと同ラインナップながら、ワームから巻物まで幅広いルアーに対応するバーサタイル性をより高めたモデルへと昇華。何よりリールをセットして、ラインをガイドに通しルアーをセットしたままでも移動できるメリットは大きい。 広がる用途と比例して、まだ見ぬ夢や旅のスケールも拡大。パックロッド2シリーズが貴兄の次なる目的へと挑むためのサポート役となる日はきっと訪れる。もっとアクティブに、もっと快適に。パックロッドという次なる選択肢。MOBILE ROD

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