バスカタログ
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        TATULA SV TW、       次世代へワークインプログレスTATULA TWTATULA HLC17両立する、その独自性が光るDAIWAテクノロジー。またボディサイズには14TATULA TWから始まった第1世代において、幅広からコンパクトへと装いを新たにしたスピンオフ、CTモデルをベースに開発されていた。 プライスは199ドル(*日本円で2万2000円弱)。世界最大のバスフィッシング市場、北米マーケットでは100ドル台が主流となる中で、やや割高な設定だった…。にも関わらず、このプライスレンジにおいて異例とも言える爆発的な支持を受けることになったのだ。「多少高価でも手に入れたくなる性能が、そこにあった。我々にとって新たな発見だった」 SVとTWSの融合に対して、世界で起こりつつある変化にDAIWAリール開発陣は自信を深めていた。 バックラッシュによる非効率を避けるべくすべてのブレーキをMAX値まで高め、強靭なリストでウェイトのあるルアーを弾き出す。カバーを物ともしない極太ラインを大量に巻き、グローブのような手の平で包み込んで力任せに巻き倒す。我々日本人は、欧米人に対して、そんなステレオタイプなイメージを抱きがちだ。 対して、SV TW、そしてコンパクト感は、いわば日本の国内アングラーに向けたファンクションとも言える。世界有数の厳しいフィールドコンディションは繊細なラインを使いこなすこと、そしてフィネスなルアーへの対応力が求められるのは必然。小柄な東洋人の手にもしっかりと馴染むパーミング性能も欠かせないものだ。 我々が長きに渡り思い描いていた幻影が即ち、過ちであったわけ19TW、そして20SV TWでTATULA第2世代はバーサタイルモデルとして進化を遂げた。その一方で特化した釣種には、それぞれ18HD CUSTOMと15HLCで世界基準包囲網を構築する。前者はφ36mm超々ジュラルミンスプールに20lb.×100mを巻き込み、ドラグ力とギアを強化して100mmパワーハンドルを装備したヘビーデューティー仕様。後者は軽量かつ立ち上がりの早いG1ジュラルミン製φ34mmスプールを積み、ブレーキシステムには前者に搭載されたマグフォースZを遥かに凌ぐ高回転数をマークするLD(LongDistance)チューンが施された遠投仕様に仕上げられている。ではない。確かな目を持つ日本というフィールド、そしてアングラーが磨き上げてきた機能とサイズに、世界がようやく目覚め追い付いた。そう考えるのが妥当だろう。 20Lb.×100mは過剰な幻想。世界広しと言えど、多くのフィールドでは16Lb.×80mのラインキャパシティで存分。 SVとTWSの優れた相乗効果は、スプール回転をブレーキングするのではなく、アクセルという概念へと変えた。 世界で認められた充実のスペックを積み込んだのは、時代に合わせて磨き込まれた洗練のシェイプ。 タフコンセプトのブレない本場感と共に、TATULAはミドルクラスを代表するベイトリールとして、世界にその名を轟かせている。初代発表の当初は呼び方さえ浸透していなかった新参機の名「タトゥーラ」は、KARATEやJYUJITSUと同じく既に世界の共通語へと変換された。もはや機は熟したと言っていい。 昨季19TATULA TWで培った、第2世代のさらなるコンパクトボディをベースに、今季2020年は次なるTHEワールドスタンダードが産声を上げる。“20TATULA SV TW”。世界が変わる、DAIWAが変える。その実力、今こそ確認せよ。TATULA HD CUSTOMTATULA SV TWAccuracyToughFinesseLong Cast2020TORY

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